渉外離婚 渉外離婚(しょうがいりこん)と言う言葉をご存知の方は少ないかもしれませんね。 渉外離婚とは、国際結婚のカップル又は日本に住む外国人のカップルの離婚のことを言います。 わが国では、婚姻関係を結んだ2人が話し合って別れを決めたら、離婚届を出すことができます。 これを「協議離婚」と呼んでいます。 しかし、実は世界の国々で自由に離婚できる協議離婚の制度を認めているところは少数だと言われています。 それは、諸外国のほとんどの国が厳格な宗教観を持っているからです。 離婚そのものを認めない国もありますし、一定の別居期間がないと離婚できない国もあります。 また、行政機関や裁判所が判断する国などがあります。 その国によって離婚制度が違うため、他国で国籍を持つ人は日本で離婚を認められた場合でも、他の国で認められたとは限りません。 |
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ペーパー離婚 ペーパー離婚と言う言葉をご存知でしょうか? ペーパー離婚とは、法律上は離婚して姓を変えるものの、実生活には変化のない離婚のことを特に「ペーパー離婚」といいます。 実際の生活では夫婦として一般的な結婚生活を送っているのに、法律上で婚姻の手続きをとっていないケースがあるのです。 つまり、結婚=婚姻ではないということです。 世間的・社会的には、まったく分からないのですが、法制度上、受けることのできないものの多く、すなわち税金や保険などで不自由があったりします。 これと逆に、生活のスタイルを変えるわけではないのに、法律上で籍を外した方が有益だと判断する場合があります。 いわゆる事実婚にするということです。 これは、職業の上で自立を訴える女性が夫婦別姓を目的で行います。 また相手の自己破産や、何らかのトラブルに巻き込まれてしまったときにやむをえず籍をはずすこともあります。 しかし、こういう手法を悪用することで不当に利益を得ることも出来ます。 利益とは、生活保護や児童扶養手当などの金銭的なものもありますが、母子家庭に対する様々な優遇措置や、また資産を隠すために籍をはずすこともあるのです。 ただし、現在はそういった不当に手当てを受け取りたいがために籍だけはずすと言うことができないように、役所の取り締まりも厳しくなっています。 このような優遇措置を受けることを目的に離婚したと言うことがばれてしまうと手当てはもちろん、優遇措置も即刻停止されます。 |
成田離婚 成田離婚と言う言葉は、とても有名ですから、誰もが知っていることでしょう。 結婚したばかりのカップルが、海外への新婚旅行を期に離婚してしまうことを、空港で別れて帰ることから「成田離婚」といいます。 結婚とは、ある程度相手の生活スタイルに良い想像力をもって勢いで決めてしまうようなところもありますから、実際結婚式を終えて新婚旅行の最中の、ほんの些細なトラブルで、違和感を感じてしまうこともあるようです。 ここ最近の、若いうちから婚前旅行するなどしている、付き合いの時間が十分にあって経験を積んだカップルには、成田離婚は起こりにくいのではないでしょうか。 成田離婚という言葉はバブル期に生まれました。 当時、お金を持った独身女性は海外旅行を重ねることがステイタスで、旅行のノウハウや高い語学スキルなどを持っていました。 ところが海外旅行経験のない男性が、外国で起こる些細なトラブルに対処できなかったことから、頼りがいや責任感がないととられて、女性側から三行半を突きつけるケースが多くあったと言われています。 どんな大きな困難も乗り越えようと心に誓っての結婚ですが、些細なトラブルから失う信頼感というのは意外と大きいものです。 |
熟年離婚 熟年離婚は、ドラマのテーマにもなりましたし、今やメディアが良く取り上げますので、その言葉は誰もが知るところとなりました。 様々なトラブルや悩みを、長年我慢し続けてきた中高年の夫婦が、定年退職や子供の独立をきっかけに別れてしまうことを熟年離婚といいます。 ここ10年で、熟年離婚の数は2倍以上に増えており、妻からの申し立てが多いとそうです。 それほどまでに世のご主人方は妻の気持ちや細々とした生活に関することを顧みることなく仕事に打ち込んでいるのかということを考えさせられるようになりました。 「長年連れ添ってきた妻から突然三行半を突きつけられる」と受け取るのは、たいてい夫側で、妻のほうは長年の悩みと不満が積もり重なって爆発してしまった状態と言えるでしょう。 熟年離婚という形が、ずいぶんと市民権を得たことで、不満の解消方法にひとつとして、抵抗なく離婚できるようになったのかもしれません。 平均寿命が延びて、長生きが出来るようになった昨今、男性の定年退職時に、女性はまだまだこれから人生のステージが幕あけるという夢を持てるのかもしれません。 元気な女性が増えていることの証明でもあります。 |